パニック障害にもにんにく卵黄が効果を発揮する?!
パニック障害にも効果があるにんにく卵黄
健康食品として非常に有名なにんにく卵黄ですが、パニック障害にも効果があるといわれているのはご存知でしょうか?
今回はあまりしられていないパニック障害とにんにく卵黄の関係について書いていこうと思います。
パニック障害とはどんな病気?
最近ではTVでもよく取り上げられるようになり一般的に広まってきたパニック障害ですが、そもそもパニック障害とはどのような病気なのでしょうか?
代表的な症状は、突然動機がしたり、息ができなくなったり、めまいがしたりして強い不安や恐怖感を伴う「パニック発作」が起きることです。
わかりやすくいえば過呼吸などの症状がでます。
これが引き金となり発作がまたいつ起きるか常に不安になったりする「予期不安」、外出先でなったらどうしようと外出することに強い不安を覚えるようになってしまう「広場恐怖」を合わせた3つの症状がパニック障害の三大症状と呼ばれています。
これらの症状によって正常な社会生活を維持することが困難になるのがパニック障害です。
パニック障害の原因
こういったメンタルヘルスによって引き起こされる症状を持つ病気の原因は、心の弱さであったり、性格によるものであると度々誤解されるのですが、パニック障害は心の病気ではありません。
100人の人がいれば2~3人はかかるといわれる特に珍しくもない脳の病気です。
詳しい原因はわかっていませんが、脳内不安神経機構の異常ではないかといわれています。
脳の中には無数の神経細胞があり、外界からの刺激に対して様々な働きがおこります。
パニック障害を持つ人は恐怖や不安に警報を発動するように作用する神経伝達物質「ノルアドレナリン」と、この警報を行き過ぎないよう抑える神経伝達物質「セロトニン」のそれぞれのバランスに異常があるのではないかと言われています。
また、不安を抑える働きのある神経伝達物質「ギャバ」「ベンゾジアゼピン」の感受性に異常があるという説もあります。
簡単にわかりやすくいうならば気の持ちようでなんとかなるわけではなく、脳神経のバランスが崩れていることが原因であるため適切な治療をすることが必要だということです。
なぜにんにく卵黄にパニック障害への効果があるのか
パニック障害の原因を知っても正直全くにんにく卵黄と結びつかないような・・・と思っている方は多いでしょう。
にんにく卵黄が脳にいいなんていう話は聞いたことがないですよね?
しかしにんにく卵黄には本当に様々な働きがあるのです。
にんにくの持つアリシンがビタミンB1と結合することで生成される「アリチアミン」。
にんにく卵黄の肝とも呼べるこの成分ですが、この「アリチアミン」には神経の働きを助け、自律神経や中枢神経を正常に作用するように保つ働きがあるのです。
自律神経のバランスを整えることや中枢神経の興奮を抑えることで不安感やパニック症状の改善が期待できるのです。
神経の興奮を抑え鎮静化させることで睡眠の質の改善にもつながり、こういった様々な作用によって不安や恐怖感などがパニック発作の引き金となる症状に対して非常に有効であると考えられているのです。
神経系のバランスなどのメンタルヘルスは、ストレス社会と呼ばれる現代においてパーフェクトな状態に保つ事は非常に困難な事だといえます。
にんにく卵黄は自覚症状を伴ってからの治療のサポートとしては勿論ですが、現在は特に不安を感じてはいないという方も表面にあらわれていないメンタルヘルスケア・予防という意味で取り入れていくといいかもしれません。